ある春の日

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彼女の死を知らされた時のことは、忘れられない。
大学のクラブハウス一階ロビー。
サークルの会長は初めて聴く真剣で沈痛な声で僕に告げた。
早すぎる死だった。
伏線はあった。初めて会った時から彼女はすごく痩せていたし、
前の歳の冬から体調を崩していた。そして入院。
でも、治って退院するものだとばかり思っていた。
死にいたる病だとは思いもしなかった。

拒食症。

もし知っていたら、何かできることがあったんじゃないだろうか。
もっと適切な行動がとれたんじゃないだろうか。
今も、その思いが心から離れない。

彼女の墓参りにいく日はいつも晴れて、桜が満開だ。
今年は大寝坊していけなくてごめん。
また日を改めて、会いに行くよ

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