キャンセルがあり、本日抜いてもらってきました。
左の下だけのつもりでしたが、
下が無くなると上の歯が歯肉に当たることになるので、
両方抜いたほうがいいとのこと。
治療台の上ではあまり悩めないので、上下とも抜いてもらうことに。
一応手術ということだったのですが、
通常の治療台の上で、患者服に着替えるでもなく、
車椅子に乗せてもらうこともありません。
ただ、口の部分だけ穴の開いた青い紙を被せられます。
鼻呼吸が可能な程度に軽く張り付いて、手術の様子は見えません。
メスとか先の尖った道具とか、痛そうなものを使ったとしても、
まったくわからないわけです。
そして手術が始まりました。
肘置きの端を握り締めて、鼻でゆっくり呼吸するよう務めます。
麻酔も注射ではなく、液剤を塗りこむのか、いつの間にか感覚がなくなってました。
もちろん意識はあり、器具の当たる感覚はあるし、削る音も聞こえます。
つばも溜まるし、口を開けっ放しにし続けるのはつらいので、
短い休憩を挟みつつ、手術は進みます。
私の場合、親知らずが横向きに生えているので、
上下に分断し、まず上半分を抜くことになります。
削った後、ぐっと力を込められました。
当たってる、押されている、という感じに続いて、初めて痛みが来ました。
思わず声が漏れます。
「ガマンしてね」と、そのまま続行......ではなく麻酔を追加してもらえました。
嬉しい驚きです。
そして上部がとれました。
問題は下部。歯根が内側に曲がって、しっかりとくわえこんでいるのです。
メスで切開という話もあったので、あらためて痛みを覚悟しました。
ずっと握っていた肘置きの端も、汗でじっとリです。
再び、削る音が口の中で響きました。
試すように引っ張っては、また削ります。かなりの難物のようです。
ですが、4度目ほどで歯肉をすべり、ほろっと抜け落ちました。
切開なしで済んだのです。
思わず安堵の息が漏れました。
そして上も抜いて終了。
さして削るでもなく、麻酔してぐっと力を込められたら抜けました。
意外と簡単に歯って抜けるものですね。
あとは不要な歯肉をかきだし、塩水で洗っておしまい。
20分ほどのことでした。
事後の説明を受けて、支払いを済ませ、薬局で処方箋をもらいます。
部分麻酔が聞いているのと、ガーゼを噛み締めたままなので
口が開かず上手く言葉が出ませんが、受付の方も慣れているのか
すんなり家路へ。
散々と脅かされて確かに痛みはあったものの、
左側上下の親知らずがこうして抜けました。
問題はここからでした。
3時間ほどして徐々にガーゼを噛み締めている歯がうずき始めました。
唇も、足の痺れが解けていくような感じがします。
麻酔が切れ始めてきたのです。
処方してもらってすぐに痛み止めを飲んでいたので
麻酔が覚めることはかまわないのですが、異様な感覚がします。
ガーゼを噛み続ける事が困難になり、水を飲む時に一度口から出しました。
ガーゼは血に染まってました。
口の中が血の味がしなかったのは、ガーゼが吸い取っていたからでしょう。
ゼリー状の何か、おそらく歯肉の破片もくっついています。
見てしまうと、もう一度口の中に入れようという気にはなれませんでした。
気がつくと、もう夕食時を過ぎています。
食事は食べないつもりでしたが、胃は健康なのでお腹は空きます。
前もって買っておいた牛乳で溶くダイエット食を取り出しました。
牛乳に粉を投入し、混ぜ合わせるのですが、固まる気配がありません。
ふわふわなゼリー状をイメージしてたのですが、
どうやら液状のままの商品のようです。
チャイ味ということもあり、まさにお茶の感覚。
あっさり飲み干しました。
処方薬を飲み、軽く口をゆすぐと真っ赤になってます。
出血がまだ収まっていない事をあらためて知りました。
満足感もないままに食事を終えると、
麻酔は完全に解け、鈍い痛みが襲ってきました。
なにより、歯肉が揺れているのがやたらと気になります。
縫ってあるのでとれたりはしないでしょうけれども、
不安定な状態なのは確か。
舌で触りたくなるのを何とか押さえて、ガーゼを買いに車を走らせました。
駐車場で袋を開けてガーゼを口に押し込み、
噛み締めると落ち着きが戻ってきました。
もしかしたら強く噛むことが余計に出血を促すのかもしれないので、
今度は程ほどに。
「できれば寝る時まで噛むように」と言われたのを思い出します。
痛み止めの6時間内の再服用はいけないと言われているので、
あと1時間鈍痛をガマンして、痛み止めを飲んだら速攻で寝てしまうつもりです。
明日、朝一で消毒のために、また通院しないといけないし。
寝ている間、ガーゼは口の中に入れておくんだろうか......
飲み込んだら怖い、かも......


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